「急ぎの老人の段」
『忍たま乱太郎』16期第36話
2008年5月19日放送
雑渡昆奈門を始めとするタソガレドキが登場する園田村編。
最初は一年は組の授業風景が描かれるのだが、学園長の訓示やらしんべヱの鼻水やら持ち込まれる事件やらで全く授業が進まない。今回の話で土井先生が授業できたのは隠法と遁法の名前を喋ったくらいだ……。
忍術学園に入学したタカ丸は忍術の勉強を今までしていなかったので六年生の年齢なのに四年生に編入して、さらに色々な教室で基礎的な授業を受けているとの事。年下と一緒に授業を受けたり物を教えてもらうのは嫌じゃないのか?と言う質問に対する「知らない事を教えてもらうのに年は関係無い」と言うタカ丸の返事は名言中の名言。タカ丸は髪結いの仕事をしていたので一応は社会人経験がある。それが小学生や中学生と一緒に授業を受けて物を教えてもらうのに抵抗が無いと言うのはなかなか出来る事ではない。タカ丸が他の四年生に比べて大人に見えるのは単純に年が上と言うだけでなく、こういうものの考え方が出来るところにも理由があるのだと思う。(滝夜叉丸とかには無理であろう)
加藤村の馬借の清八登場。
水軍もだが『忍たま』の面白いところは大人が子供に敬語を使う場面がある事。
清八にとって団蔵は親方の息子なので、水軍にとって忍術学園の忍たまはお頭である第三協栄丸の友人なので、子供相手でも敬語を使ってちゃんと敬って扱っている。ここは礼儀を重んじる『忍たま』ならでは。(そして本作において唯一の例外が牧之介で、彼は敬うべき相手も敬わない)
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