「戦い好きの委員長の段」
『忍たま乱太郎』16期第61話
2008年6月23日放送
富松作兵衛主役回。
留三郎を恐れる作兵衛の顔が面白い事になっているが、その作兵衛の妄想の中に出てくる留三郎がホントーに酷いw 鈴木千尋さんの演技も良い意味で酷すぎるw
16期から登場の留三郎は「勝負だー!」の叫び、「戦う用具委員会委員長」や「武闘派」と言う肩書き、文次郎のライバルとバトル関係の設定が多いので血の気の多い怖い人と言うイメージが付くのは分かる。今回はそれら武闘派のイメージをヤクザや軍隊のイメージへと誇張した上で乱太郎ときり丸に否定させて最後のオチでも作兵衛の妄想と現実は違っていたとする事で結果的に留三郎を「武闘派と言うイメージがあるけれどそんなに無茶苦茶怖い先輩ではない」と言う落としどころにしている。
確かに留三郎は怒りっぽくて感情的になるところがあり、後の話では作兵衛が留三郎を恐れたのも理解できるエピソードもあるのだが、留三郎は武闘派の他に説明係と言う役どころもあって説明をしている時は落ち着いた雰囲気になっている。
留三郎は原作では一年生と一緒に楽しそうに笑っている場面が多くあり、教育番組とかに出てくるお兄さん的な部分もあるのだが何故かアニメではこの要素はあまり拾われていない。
今回の作兵衛はヤクザのアニキみたいな立ち位置。しんべヱ達のような弟分を率いて、留三郎と言うオヤジに仕えている感じ。今回はそんな作兵衛がミスをしてしまったのでオヤジの留三郎に指詰めか腹切りをさせられるのではないかと戦々恐々とする話と言えば分かりやすいであろうか。
留三郎は武闘派と言ってもヤクザや軍隊ほどではないので、以降の用具委員会は武闘派と言うより体育会系と言うソフトな感じに変わっていて、留三郎と作兵衛の関係も体育会系の先輩後輩の関係に落ち着いた。
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