「忍者のさがの段」
『忍たま乱太郎』17期第13話
2009年4月15日放送
前回の続き。
今回のシリーズはアニメオリジナル要素が多いが、今回の完結編が最もアニメオリジナル要素が多い。
まずは切羽拓郎が忍者であると言う証拠。
原作では切羽拓郎の悪事の証拠を暴き、最後に仲間のトフンタケ忍者を捕まえて切羽拓郎の逃げ道を塞いだが、アニメでは乱太郎達の手裏剣の投げ方のダメさに忍者の性がつい出て正しい投げ方を指南してしまった事で切羽拓郎の正体がバレたとなっている。ひょっとして切羽拓郎ってイイ人なのかも?と思ったw
と思いきや、原作では単にギャグであった「正体を表そうと思ったら下に着ていた忍び装束まで間違って脱いでしまった」がアニメでは「逃げる際に追っ手の足を止めるのに脱いだ服を投げつける為にわざと忍び装束まで脱いだ」となっていて、しかも原作では捕らえられるのにアニメでは逃げ切ってしまうと切羽拓郎の能力の高さが示された。
原作ではキクラゲ城の大殿は事態の真相によく気付いていないままで今後のキクラゲ城は大丈夫なのか……と不安になるオチがついているが、アニメではそんな大殿を若様と常光寺与ヱ門とで支えていけば大丈夫と希望が見える結末に変わっている。
そして最大の変更は原作ではきり丸は誤って金10枚を堀に捨ててしまうが、アニメでは堀の中から金10枚を見付け出して手に入れている。原作では金10枚を失った後に皆から里芋行者の興行のアルバイト代を貰うと言う救いがあったのだが、アニメでは興行の話が別エピソードになっているので、それとは違う救いが用意されたのだろう。
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