「馬借組合の清八の段」
『忍たま乱太郎』17期第28話
2009年5月6日放送
一年は組の補習授業をしなくてはいけないと思う土井先生だったが、大家さんが土井先生の家を勝手に他人に貸してしまったので急遽家に帰る事に。
山田先生「で、補習授業の方は?」、
土井先生「山田先生にお任せします!」、
山田先生「じゃ、無しだ」。
と言って優雅にお茶をすする山田先生が良い味を出している。
家賃を貰っていながら勝手に家を他の人に貸してしまう大家さんはどうかと思うが、普段不在では家の中の管理が出来なくて物騒だと言う言い分は理解できる。浮浪者とかが家の中に入って住みついたりしたら問題だし。
今回は清八メインの話。
団蔵は今は馬借家業を継ぐ事より忍者になる事を考えていて、団蔵の父は息子の選択を尊重しようと思っている。なので団蔵の代わりに清八に馬借家業を継いでほしいのだが、清八はあくまで加藤家の下で仕事をしたい。このズレが今回の事件の原因。清八は団蔵の事を「若旦那」と呼んで慕っているので、このズレを解消するのは容易ではなさそう。
清八と団蔵の父親の会話で「馬借の子が城の殿様になる可能性もある」と言うやり取りが出てくる。団蔵の父親は笑い飛ばすが清八は世の中が変化しているので可能性は0ではないと考える。『忍たま』の劇中年代は不明だが、戦国時代には百姓から天下人になった豊臣秀吉が出てくるので、ここは団蔵の父親より清八の方が世の中を読む事が出来たと言える。
最後のオチの為だったのだろうが、土井先生が自分の家の事を心配するのに対し、きり丸はずっと清八の事を気にして行動しているのが印象的だった。
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