「三治郎の相談の段」
『忍たま乱太郎』17期第50話
2009年6月5日放送
三治郎が食欲が無いのを見て、三治郎は悩みを抱えていて、その悩みは乱太郎に足の速さで勝てない事で、それなら体育委員長の小平太に相談すれば解決するかもしれない、とすぐさま問題と解決方法を提示できる食堂のおばちゃんの凄さが光る回。おばちゃん自身が言っていたが、ずっと食堂で忍たま達を見ていたら色々な事が分かるんだな。
会計委員会や図書委員会に比べて体育委員会って何をする委員会なのかが微妙に分からないのだが、今回は三治郎が足の速い遅いについて体育委員長の小平太に相談しに行っている。小平太が言うには後輩が自分の所に来るのはそう言った相談事がある時らしい。忍者にとって体の動きは大事なので、そう言った相談に乗るのも体育委員会の仕事なのかもしれない。
悩み事が多いせいか、三治郎って他の忍たまキャラに比べて心の声が多い気がする。
「細かい事は気にするな」で三治郎の話は聞いていないと思われた小平太だったが実は話を全部ちゃんと聞いていた事が分かる。つまり、三治郎の話を全部聞いて、食べている間に問題点と解決方法を考えて、食べ終わるとすぐにその解決方法を実践していたのだ。
この話を見て思ったのだが、小平太は「細かい事を気にしない」のではなくて「頭が良すぎる」人物のように思える。普通の人が話を聞いて考えて答えを出すまで幾分か時間がかかるのに対し、小平太はそれらを一瞬のうちに終えてしまい、細かい事、つまり、余計な事を気にせず必要な事だけを見付ける事が出来てしまうのだ。
自分は特撮ヒーロー作品が好きなのでそれで喩えを出すが、『トミカヒーロー レスキューフォース』と言う作品でロボットが計算して適切な行動を決めようとしたら主人公のヒーローが直感で動き出してしまうと言う話があるのだが、ロボットはそれを見て「機械が計算して出す答えを人間は瞬時に出す事が出来る」と解釈した事がある。それと同じで、小平太は考え無しで行動しているのではなく、普通の人より滅茶苦茶早く考えて行動する事が出来るのかもしれない。
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