「期待してるよの段」
『忍たま乱太郎』24期第22話
2016年5月3日放送
あれ? 北石照代の話で「期待してるよの段」なんてストレートなタイトルがまだ使われていなかったとは意外だ。
照代とくの一3人組の話かと思いきやまさかのプロ忍者登場回。仕事の繋がりで利吉さんが登場するのは予想できたが、ドクササコの凄腕忍者と雑渡昆奈門の登場は予想できなかった。
ユキちゃん達は照代の事を優秀な忍者として憧れているのだが、実際に照代の仕事を見た事がある乱きりしんからの評価は低い。もし、きり丸がくの一教室にいたら「北石先生にそんな仕事を頼むわけがない」とツッコんでいる事だろう。(そしてユキちゃん達に怒られる)
利吉さんはある仕事の為に照代からドクタケの情報を教えてもらう。って、今は関わっていないとは言え、一度は雇ってくれた城の情報を喋っちゃって良いのかな……。団子屋さんでの会話なので、お団子等を使った喜車の術を利吉さんに使われて喋ってしまったのかな。
ユキちゃん達は照代と利吉さんに恋愛要素も求めている感じがあるが、これは女子だからなのかな? 乱きりしんはそう言う話を殆どした事が無いと思う。
照代が凄腕忍者に勝つと言うのはさすがに無理がある。凄腕忍者は『忍たま』でも五指に入るであろう腕の持ち主。劇中でも山田先生と互角で、土井先生より強いとなっている。
しかし、まぁ、忍者が忍び装束で普通にその辺りをテクテク歩いているなんてw 私服になると誰だか分かりにくくなってしまうとは言え、ちょっとシュールな光景だった。
雑渡昆奈門は照代の履歴書を受け取らずに姿を消してしまう。
優しいイメージのある人だが昆奈門はあくまで「忍たまに優しい」なので他の忍者には厳しい態度を取っている。
裏を返せば、照代は女子供扱いされずに一人の忍者として扱われたとも言える。もし、ここで忍術学園の関係者だからと履歴書を受け取るような事があったら、それは昆奈門が照代の事をあくまで「忍術学園の関係者」として見ていた事になる。
ところで照代はどうやって昆奈門の位置を調べたのかな。自力で調べ上げたのなら凄い。
今回の山本シナ先生は忍者の仕事を選り好みする照代を叱りつけた後、照代には期待していると持ち上げてやる気を出させている。直接の教え子ではないけれど、山本シナ先生と照代の師弟のような関係が面白い。ユキちゃん達も忍術学園を卒業したら今の照代みたいな感じで山本シナ先生に相談に来そうだ。
照代は元々は一年い組の教育実習生だった。今回の話で一年い組との絡みがちゃんとあったのが個人的に嬉しかった。
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