「九竜島の四聖② -四聖の過去-」
『封神演義』第37回
九竜島の四聖が本格登場。以前に聞仲と一緒に妲己三姉妹を撃退したと言うこの上ない強敵設定を伴っての登場となった。
申公豹のように繰り返して起こす事は無理だとしても高友乾は山の中に津波を起こすと言う桁外れの攻撃力を見せている。
高友乾の発言で太公望が「崑崙の最高幹部の一人」である事が語られる。
今よりは弱かったとは言え、この作品において「妲己を撃退した」と言うのは凄い。九竜島の四聖の協力もあってだろうが、やはりここは聞仲の戦闘力がずば抜けていたのだろう。実際、第1回時点でも元始天尊は妲己より聞仲の方が強いと判断している。妲己もその事を知っていてか、今回は聞仲と正面から戦おうとはせず、聞仲と太公望を戦わせて相打ちを狙っている。
自分の命も危ない中で胡喜媚と王貴人の心配をする辺り、やはり妲己にとってこの二人は特別だと言う事が分かる。
ふと思ったのだが、妲己が聞仲から逃げる時に使った空間移動能力は妲己本人の能力ではなくて王天君の能力だったのかな?(第37回までで妲己は空間移動を使ってはいなかったと思う)
「九竜島の四聖③ -飲みまくり大会-」に続く。