「記念の印の段」
『忍たま乱太郎』18期第44話
2010年6月10日放送
まず一つツッコみたいところが……。
どうして眠らせた乱太郎を自分の膝で膝枕したんだ? 雑渡昆奈門!!
普通に布団を敷いて眠らせるのが自然な流れだよね……。眠り薬を使って乱太郎を眠らせて忍術学園から連れ出した後、タソガレドキ城に連れ込んで自分の膝に寝かせるって、どう考えても不自然すぎる流れなのだが……。てか、扉の向こう側にタソガレドキ忍者がずっと待機しているのなら誰か一人くらいはそれはおかしいと指摘しようよ!
それにしても乱太郎からしたら目が覚めたらいきなり雑渡昆奈門と二人きりで膝枕されてるって怖すぎるでしょw
タソガレドキ城に忍び込んだ乱太郎の両親を捕らえたタソガレドキ忍軍は二人の目的を探る為に乱太郎を使う事にする。これ、普通だったら拷問か処刑をしているところなのだろうけれど二人が忍術学園の関係者だったから助けたんだろうな……。
父ちゃんと母ちゃんのノロケ話は一体どこにどうツッコミを入れたら良いのか分からないw
ところでこの話は一つ気になる点がある。
学園長に呼ばれた乱太郎はそのまま眠らされて雑渡昆奈門によってタソガレドキ城に連れて行かれている。いつもだったらこういう時には山田先生と土井先生が密かに見守っているものなのだが今回はそのような描写が無い。さすがに山田先生と土井先生をタソガレドキ城内に入れるのは雑渡昆奈門が嫌がったのだろう。と言う事は学園長は乱太郎一人を雑渡昆奈門に引き渡したとなる。学園長からしたら乱太郎の両親の命がかかっているので雑渡昆奈門の話を断る事が出来なかったのだろうが、もし後で山田先生と土井先生にバレたら色々と揉めそうだ。
体育祭や文化祭を経た後だと忍術学園とタソガレドキの関係はかなり良好になっているのだが、この時はまだまだ緊張状態にある。雑渡昆奈門は伊作に助けてもらった恩から忍術学園の事は特別視しているし、山田先生も雑渡昆奈門達に助けてもらったら感謝を述べたりしているが、ドクタケの魔界之先生ほどの信頼関係はまだ無いはず。
雑渡昆奈門としては乱太郎の両親の命を見逃す事で忍術学園に恩を売っておくのは悪くはないし、学園長としてもタソガレドキとの間に繋がりがあればいずれそれを活用出来るので、今回の話はTVでは描かれていないところで両者の間で色々なやりとりがあったと思われる。
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