「魔家四将③ -捕らわれて脱出して集結する回-」
『封神演義』第57回
雷震子と雲中子が再登場。
何だかんだあっても結局は雲中子の所で修行をしている雷震子であった。
修行始めの頃は両者の力関係が絶対だったので雲中子がスパルタで虐待しているように見えたが今は「雲中子が素で酷い事をする」→「雷震子が雷で殺す」と言うコンボが確立されて良いボケとツッコミのコンビになっている。
雷震子が父親の死を知らなかったと言うのは一回のギャグとしては面白いのだが作品全体を見て考えると、やはり姫昌が死ぬ時に立ち会わせるべきだったと思う。「姫昌の子供の一人」と言う設定で登場していながらそれを上手く使えなかった事で雷震子はイマイチ使いどころが無いキャラになってしまった感じがする。本当はもっと活躍出来るキャラだったはずなので残念。
魔礼青の攻撃でダメージを負ってしまう太公望。一対一の戦いだとどうしても苦戦を強いられてしまう。そこは哪吒や楊戩や天化を使えば補えるのだが、自分一人で戦わなくてはいけないとなるとどうにもならない部分が生じてしまい、今回も助けるはずの武吉に逆に助けられたあげく彼を怪我させてしまった。この辺りの問題が後に杏黄旗を使う事に繋がったのかもしれない。
「魔家四将④ -特攻!! 宝貝人間!!! AND花狐貂の最後!!?-」に続く。