「魔家四将④ -特攻!! 宝貝人間!!! AND花狐貂の最後!!?-」
『封神演義』第58回
太公望「哪吒の持つ宝貝を有効に使え。さすればあの宝貝は破壊できよう」。
自分には太公望の代わりは務まらないが太公望の言葉を実現する力はあると言った楊戩への指示。どうして太公望は「混天綾を使って花狐貂の消化液を操れ」とハッキリ言わなかったのだろうか?
仮にここで楊戩が「哪吒の持つ宝貝って何です?」と言うようであったら、おそらく太公望は今後は楊戩を通してではなくて自分の口で皆に直接指示を送るようになっただろう。しかし、楊戩は太公望の少ない言葉を聞いて「なるほど」と理解し、それを実行する事が出来た。以後、太公望は楊戩を信頼して色々な仕事を頼む事となる。
楊戩は初登場の回で太公望をテストしたが今回は逆に太公望が楊戩をテストしたと言える。
哪吒は今回も撃って撃って撃ちまくるが花狐貂は倒せなかった。
しかし、ここで楊戩のアドバイスを受けて見事に勝利。
文句を言っている場面も多いが、文句を言いながらも哪吒は周りの話をちゃんと聞いていたりする。この辺り、本当は素直な子なんだなと分かる。
混天綾の設定を知った時には使う機会の少なさそうな宝貝だなと思ったが意外と使う機会が多かった。
「魔家四将⑤ --と思ったら花狐貂はまだまだたくさんいた!!-」に続く。