「中BOSS BATTLE⑥ -花-」
『封神演義』第104回
原型を現した趙公明に対し、楊戩は天化、雷震子、王魔、哪吒と連続変化して攻撃。
意外だが楊戩が戦いにおいて連続して変化して攻撃をするのはこれが初。これまでも変化はしていたのだが相手を騙したり目くらましをしたりするのに使用する事が多かった。楊戩が変化を戦闘に活用できるレベルにまで磨きをかけた事が分かる。
原型・趙公明の恐ろしさは多種多様の植物で同時に多数の敵を攻撃できる事と種を蒔く事で回復と拡大を同時に行える事であろう。長期戦になれば間違い無く無敵と言え、短時間で倒す切り札が無ければ勝つ事はまず不可能。
太公望の前に現れた妲己は現実か幻か……?
妲己は瞬間移動が出来るし、太公望の事を導いている節もあるので現実と言う可能性が高い。その一方でこの直前に太公望は楊任の宝貝・神の見えざる手を最大出力で見ているので、この妲己は太公望の脳が生み出した幻と考える事も出来る。もしそうなら、この回の妲己は「太公望の心の中にいる妲己」と見る事が出来、太公望が妲己の事をどう思っているのかを探る重要な手掛かりになると言える。
「中BOSS BATTLE⑦ -中間圏-」に続く。