「十絶陣の戦い・『化血陣』・オモチャの世界②」
『封神演義』第117回
「殴る蹴る撃つ」とは違う特殊能力系で取り上げられる事が多い「ゲーム対決」。有名どころは『ジョジョの奇妙な冒険』のダービー兄弟であろうか。個人的には『幽☆遊☆白書』の「禁句」や「遊熟者」も思い出す。ゲームやギャンブルは勝敗がハッキリしている上、策略や心理戦を駆使する戦いが絵と文字で話を展開する漫画向きだったりする。
太公望は単純な戦闘力では哪吒や楊戩に劣るかもしれないが「少ない情報から相手の真相を暴く」事が得意で今回もわずか数分で孫天君の位置を絞り込んでいる。
『ジョジョ』のダービー兄弟や『幽白』の「禁句」等は能力者本人への攻撃が禁止されていて、それによって「ルールに沿ってゲームで勝つしかない」と言う展開になるのだが、十絶陣は「使用者である十天君を倒せば能力が解除される」となっている。意外とこれは珍しい。
「十絶陣の戦い・『化血陣』・神経衰弱」に続く。