翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「澠池城の攻防㊤ -バーサス!! 土竜爪ver.張奎・高蘭英・霊獣鳥煙の最強チーム!!!-」 『封神演義』第157回

「澠池城の攻防㊤ -バーサス!! 土竜爪ver.張奎・高蘭英・霊獣鳥煙の最強チーム!!!-」
封神演義』第157回

 

この戦いから雷震子と蟬玉のコンビが多くなる。どちらも前に出たがりで分かりやすい性格をしているので中々に良いコンビ。
天化と蟬玉は学校で同じクラスかクラブをしていて友達から恋人に変わるかどうかと言う雰囲気があったが、雷震子と蟬玉は似たもの同士で二人の間には男性女性と言う性別の違いは無いと言う感じになっている。

 

楊戩の初指揮だったが皆が勝手に動いてしまって作戦の立てようが無いと言う哀れな展開に……。
太公望は皆の性格を把握していて皆がどういうふうに動くか予想して作戦を立てるのだが、楊戩は自分の能力が高いのでどうしても自分の考えを中心に置いて作戦を立てようとするところがあり、皆が自分の考えとは違う行動を取ると対処出来なくなってしまう。
太公望は指揮官タイプなのだが、楊戩は自ら戦う方が性に合っているのかもしれない。名選手が名監督にならないと言う感じ。野球で喩えると太公望は監督が出来るのだが、楊戩は「代打、俺」をしそうな気がする。

 

土行孫に助けを求められた楊戩だが「何故この僕がこんな奴らを助けなければならないのだ? 見殺しにするか…!?」と考えてしまう。
気持ちは分からんでもないが、修行をサボった韋護や命令を聞かずに飛び出して土に閉じ込められた雷震子&蟬玉と違って土行孫はちゃんと修行に付き合ったし今回の戦いでも命令違反は犯していないのでちょっと酷いなぁと思う。……顔のせいかな?

 

天化が久し振りの登場。
今回から清虚道徳真君の形見となった莫邪の宝剣を使用する事となる。
又、今回の戦いのみ煙草を咥えず木の枝を咥えている。お前は『ドカベン』の岩鬼か!? 師匠と父を失っての心境の変化なのかもしれないが迷いの表れにも見える。この時期に放送されていたアニメ『仙界伝』の天化が煙草の代わりに木の枝を咥えていたらしいので、それを原作が逆輸入しようとしたのかもしれない。

 

蟬玉達とは意思の疎通が出来なかった楊戩だが、太公望とは桃の種一つで意思の疎通が出来る辺りはさすがだなぁと思う。

 

張奎は接近戦・中距離戦・遠距離戦とオールレンジで戦え、さらに高蘭英も飛び道具で張奎をフォローする事が出来、そして鳥煙は楊戩でも捕えられない速さを持つと「最強チーム」の名に恥じない強さであった。

 

澠池城の攻防㊥ -太上老君の教え-」に続く。

 

 

封神演義 18 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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