翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「山賊のお宝をさがせの段」 『忍たま乱太郎』25期第20話

「山賊のお宝をさがせの段」
忍たま乱太郎』25期第20話
2017年4月28日放送

 

今回のシリーズは原作56巻の話から利梵が深く絡む部分を取り出して構成している。

 

利梵と言う「後輩キャラ」が出来たので今回の乱太郎は「先輩キャラ」となり、いつもは先生か先輩に忍術の事を尋ねていたが今回は自分が利梵に忍術を教える立場になる。
忍たま』は時間が経過しない設定なので人間関係もあまり変化が無いのだが、今回は利梵を投入した事で乱太郎の新たな一面を見る事が出来た。彼が二年生以上になったら今回みたいな感じになるのかな。

 

原作での山賊の転んだ先に石を置く平太が好きだったが、まぁ、これは危ないからカットは仕方が無いか。

 

今回の事件の真相は火薬免許試験に対する忍たま達のやる気を出させる為に学園長が行った事で、皆に慕われている土井先生を被害者に、皆に嫌われている安藤先生を加害者にして、一年は組を中心に忍たま達が一丸となって火薬免許試験に挑むと言う構図を作り上げていたのだった。
ただし、アニメ版ではちょっと問題がある。と言うのも、火薬免許試験の実技試験は火薬とは直接関係の無いもので本番は筆記試験となっていて、原作でも筆記試験の部分で上級生達が前面に出ている。しかし、アニメではその筆記試験の部分をカットしてしまったので、「上級生が受ける火薬免許試験の合格率を上げる為に下級生に火薬とはあまり関係の無い山賊の宝探しをさせる」となってしまった。アニメオリジナルの展開にするのならもっと整理してほしかった。

 

忍たま達にやる気を出させる為に自ら憎まれ役を引き受ける安藤先生が格好良い。嫌味でオヤジギャグを連発するけれど、この人はちゃんと先生をしている。

 

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