shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「さらば忍術学園の段」(前編) (忍たま乱太郎25年スペシャル)

「さらば忍術学園の段」(前編)
忍たま乱太郎25年スペシャル)
2017年10月30日放送

 

20分拡大スペシャルと言う事でいつもと違った雰囲気の話となった。
いつもの『忍たま』は各キャラクターの属性(ドケチとか食いしん坊とか迷子とか不運とか)を軸にしたり何か事件が起きてその解決をしたりするのだが今回は乱太郎の心情にかなりの時間を割いている。

 

乱太郎が「忍者失格」と学園長に言われたのは「似顔絵を美しく描いて相手を気持ち良くさせる喜車の術」が使えなかったから。一年生相手なんだから、そこはもう少し分かりやすく説明してほしかったところではある。
因みに乱太郎は以前に町のおばさん達の似顔絵を描いた時にかなり美化して描いた事があるが、これはきり丸のアルバイトの関係だったようなので、おそらくきり丸からこのように描いてほしいと言われたのだろう。

 

あの「忍者失格」の一言で乱太郎があそこまで落ち込んだ理由だが、もしこれが牧之介辺りに言われたのなら乱太郎は何も気にしていなかったと思う。忍術学園のトップで一流の忍者である学園長に「忍者失格」と言われたので自信を失ったのだろう。乱太郎がいかに学園長の事を忍者として尊敬しているのかが分かる。

 

乱太郎は外出届の代わりに学園長の似顔絵を小松田さんに渡したけれど、あの絵は「忍者失格」と言われた絵なので、忍者失格の自分は忍術学園にはいられない、つまりあの絵は「乱太郎が忍術学園にいられなくなった証」と言う事だったのだろう。なので、乱太郎は外出届の代わりにあの似顔絵を提出して忍術学園から去って行った。
そう言えば小松田さんも今回の乱太郎と同じく「忍者失格」の烙印を押されているんだけれど、小松田さんは今でも忍者になる事を諦めていないんだよな。

 

照星さんは落ち着きのある大人で子供が悩みを相談する相手としては最適だったかもしれない。普段から虎若や三木ヱ門の指導もしているし。
又、照星さんは狙撃手であって忍者ではなかったのも乱太郎が事情を話せた理由かなと思う。もしこれが利吉さんだと乱太郎は後ろめたさから事情を話そうとしなかったかもしれない。(ふぶ鬼&風鬼親子の話を見ると利吉さんはその辺りも察してくれるとは思うけれど)

 

乱太郎はまだ10歳なので実家と忍術学園以外に行く場所は無いのだが、森の中で照星さんと出会う。
照星さんは乱太郎が忍たまにならなければまず出会う機会が無かった人。忍たまになってまだ1年だが、そこでの出会いが乱太郎の人生に多大な影響を与えるようになっている。

 

乱太郎の知らないところで照星さんと清八と忍術学園の繋がりが描かれていた。
忍たま達の知らないところで大人達が色々と動いて、忍たまが関わっても大丈夫なレベルと判断された事件が我々が普段見ている『忍たま』のエピソードなのかな。

 

今回は全体的にシリアスで重めの雰囲気だったけれど、ドクタケが出るといつもの『忍たま』の雰囲気が戻ってきて思わずホッとする。
それにしても『忍たま』はいつものオープニングとエンディングの印象が強いので、それを外すとここまで雰囲気が変わるんだと驚いた。

 

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