「さらば忍術学園の段」(後編)
(忍たま乱太郎25年スペシャル)
2017年10月31日放送
前回の続き。
前回は乱太郎が忍術学園を去ると言う「さらば忍術学園」であったが、今回は八方斎が忍術学園を壊滅させようとする「さらば忍術学園」と言う展開であった。
前回で学園長の一言が原因で忍術学園を去る事になった乱太郎だが、今回は八方斎の作戦から忍術学園を守ると言う展開。今回の学園長は乱太郎への不用意な一言を気にして寝込んでしまっていたので、あのまま八方斎の作戦が実行されていたら学園長は危機に陥っていた可能性がある。つまり今回の乱太郎は忍術学園と学園長を見事に守ったのだ。
忍者服を使って乱太郎が忍者を諦めるのと再び忍たまとして立ち上がるのを見せたのが見事!
あの六年生があっさりと全員捕まったのに驚いたが、乱太郎がドクタケに捕まっていると思っていたようなので、わざと捕まって内部に侵入して乱太郎を救出しようとしていたのかもしれない。鉄の手鎖が異様に硬くて脱出が困難になってしまったが……。てか、小平太でも千切る事が出来ずカラクリコンビでもすぐに解除出来ないって凄い手鎖だな。『忍たま』史上最強の武器かもしれないぞ。
今回の話だけど、やろうと思えば、土井先生も乱太郎が発見された森に行って、その流れでドクタケの砦の攻略戦に参加する事も出来たと思うのだが、あえてそれをせず、土井先生は乱太郎の実家に行って乱太郎の父ちゃん母ちゃんと話をすると言う役割になっている。
今回の土井先生はドクタケの野望を阻止すると言う「忍者」の部分は描かれず、生徒の親と会話をすると言う「教師」の部分のみが描かれていた。なんとなくだが今回の話を見ると、山田先生はいつか教職から離れて忍者の世界に帰るかもしれないけれど、土井先生はこの先もずっと教師であり続けそうな気がした。
乱太郎達にあっさりと砦の中に入られたり六年生達に逃げられたりとやっぱりドクタケは間抜けだなぁと思っていたが、砦が忍術学園の注意を引きつける囮だったと言う事は実は八方斎はわざとそうしていたのかな?
まぁ、最後の頭突きで砦が崩壊したのだけは予定外だったと思うが。てか、あんな大きな建物が一瞬で崩壊ってドリフかよw
前回はいつもの『忍たま』らしからぬ雰囲気で、正直言って、これで最終回と言われても納得出来るほどでまさに「さらば忍術学園」であった。しかし今回は最後の乱太郎の作戦とかいかにもいつもの『忍たま』ぽくなっていて、一度は「終わり」に向けられた舵をしっかりと「続く」に戻して、いつもの忍術学園に帰ってきたと言う感じだった。
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