「第2試合」
『DRAGON BALL』其之三十七
ジャッキー・チュンの名前の由来は香港の俳優のジャッキー・チェンから。コミカル要素のあるカンフー作品と言うジャッキー映画の作風は初期の『DRAGON BALL』に多大な影響を与えていると思われる。
ヤムチャは実戦で鍛えているが動きに無駄がある。
後にヤムチャは悟空やクリリンと同じく亀仙人に弟子入りするが二人ほど伸びなかった。師匠がいない状態で鍛えた為に無駄な動きが出来てしまい、その修正が上手くいかなかったのかもしれない。スポーツ等でも出来るだけ早いうちからちゃんとした指導者に付いてもらった方が良いと言うのは最初に無駄な無意味な動きを身に付けてしまうとその修正が大変になるからだし。
ヤムチャとジャッキー・チュンの試合はこの時点では珍しくギャグが全く無い攻防であった。やがて『DRAGON BALL』はシリアスなバトル漫画に路線変更するが今回の話はそのきっかけの一つとも言える。
「第3試合」に続く。
