「クライマックス近し!!」
『DRAGON BALL』其之五十二
最大出力かめはめ波で大猿になった悟空を消し去ったジャッキー・チュンの優勝が宣告される。相手を殺したら反則負けだった気がするが、この頃はまだそう言ったルールは無かったのかな?
ジャッキー・チュンが最大出力かめはめ波で消し去ったのは大猿になった悟空ではなくて月であった。この頃の亀仙人の戦闘力で月を消し去るとは凄い。かめはめ波を最大出力にした時の戦闘力の上昇が凄まじかったのか、それともフリーザがナメック星を破壊した時のように星の核に上手く当てたのだろうか。
月が消えた事を知ったアナウンサーは「狼男も変身出来なくなった」と嘆く。これは一つのギャグなのだが、後に狼男ならぬ男狼が月が無くなって変身出来なくなった復讐を果たそうとジャッキー・チュンに挑む事になる。
ジャッキー・チュンにかめはめ波を使えるだけのエネルギーがもう残っていない事を知った悟空は相手がジャンプして攻撃を避けた瞬間を狙えば良いと言う今回の試合の最初にあった攻防を使ってジャッキー・チュンを追い詰める。このように戦いの中で学習して成長していく事が出来るのが悟空の強さだと思う。
あんな怪物になって大暴れした悟空を元の姿に戻ったら普通に応援している観客達。
ここで人外として迫害されるとか言う展開にならないところが『DRAGON BALL』が幅広い層に読まれる理由の一つなのかな。
そう言えば、月にいたウサギ団はどうなったんだ……?
「クライマックス」に続く。