「龍の伝説」
アニメ『DRAGON BALL』第33話
1986年10月8日放送
今回もアニオリ。
いきなりドラゴンボールの伝説が語られて驚いた。
あくまで語り継がれた話と言う事でどこまで真実かは不明だがドラゴンボールを巡る人々の欲深き話は後に原作でも神様が触れているので伝承による多少のズレはあるだろうけれど大体は真実なのかなと思える。
原作では悟空に手も足も出ずに負けた事もあって強いイメージが無いシルバー大佐だがアニメでは普通の人間以上の強さを誇っている事が明らかになった。
原作では登場回で背の低さを気にするギャグ描写が入れられていたレッド総帥だが今回の話では自分の強さに自惚れているシルバー大佐を諫め、そのシルバー大佐でも反応できないナイフ投げの技術を見せるなどかなりの強者感が出ている。
前回の話でピラフ一味とレッドリボン軍の戦いに巻き込まれた悟空は空中で気絶してしまったが筋斗雲によって助かっていた。ここで悟空と筋斗雲の絆を描く事で次回でそれを断ち切るシルバー大佐を倒すべき敵として視聴者に印象付ける事となる。
原作では悟空とレッドリボン軍が戦うきっかけはほんの些細なやり取りだったがアニメではドラゴンボールを手に入れる為に火炎放射器を使って森を焼き払い動物に向けて銃を乱射するなど悟空がレッドリボン軍を許せない敵と明確に意識する場面がある。
「非情のレッドリボン」に続く。