「人造人間8号」
『DRAGON BALL』其之六十三
ハッチャンこと人造人間8号が登場。元ネタはメアリー・シェリーが1818年に発表した『フランケンシュタイン』であろう。マッスルタワー編は北の雪国が舞台であるが『フランケンシュタイン』も北ヨーロッパや北極が舞台となっている。
鳥山明作品でナンバリングされたロボットシリーズと言えば『Dr.スランプ』のキャラメルマンがある。因みにキャラメルマン4号はオボッチャマンでアラレ達の友達になっていて、人造人間は8号が悟空と16号が悟飯と心を通わせると、4、4×2=8、8×2=16と4を始まりに数を倍にすると心が穏やかで主人公達の味方になると言うジンクスがある。
これまでの悟空はちょっと呆れながらもムラサキ曹長との戦い(遊び?)を楽しんでいたところがあったが人造人間8号を爆破しようとするのを見て態度を厳しくしている。
悟空が人造人間8号に向けて言った「わるいやつとは戦わなきゃな。ころされちゃったらソンじゃないか」は後に巡り巡って人造人間16号が悟飯に向かって言う事になる。
因みに人造人間8号が戦いに消極的な理由が「怖い」であるのもセルゲームの時の悟飯と一緒だったりする。怖い相手が敵か自分の秘めた力かの違いはあるが。(そう言えば人造人間8号も悟飯も普段は大人しいが仲間を傷付けられると怒って力を発揮すると言う共通点があった)
「5階 戦慄のブヨン!!」に続く。