「気をつけろ! 空中の罠」
アニメ『DRAGON BALL』第45話
1987年1月7日放送
原作の第69話「ブルマと悟空part2」をアニメ化した話。
西の都に来たばかりの悟空は勝手が分からない都会に右往左往して戸惑っていたが今回はブルマやウーロンと言うナビゲートがいるからか素直に空中遊園地を楽しんでいた。
原作で悟空を田舎者だとバカにして金を巻き上げようとした二人組をハスキーの仲間にして悟空は腕力はあるけれど隙だらけと説明させるのはアニオリ追加エピソードとして上手かった。
出会ったばかりの頃はヤムチャの事を危険視していたウーロンだったが今回の話ではブルマと喧嘩状態のヤムチャの事を色々と気に掛けている。
原作だと悟空とプーアルの絡みは殆ど無いのだがどちらも子供だからか今回は二人で遊園地を楽しんでいる場面がある。
ハスキーはドラゴンボールを奪う事で100万ゼニーを、悟空を殺す事でもう100万ゼニーをレッドリボン軍から貰う契約になっていた。これを考えると一人殺すのに1億ゼニーが必要と言う桃白白の依頼料の高さが分かる。
ハスキーはシリアスなキャラに見えて悟空の天然に振り回されたり仲間のドジに頭を抱えたり最後に間抜けなミスをしたりと結構コミカルな場面がある。
筋斗雲が復活したからかクライマックスでハスキーと西の都を舞台にした空中戦と言う見せ場が作られている。
ヤムチャは浮気性となっているが原作でヤムチャが浮気した場面は無い。
今回の話でブルマはヤムチャが占い師の女性と浮気したと勘違いしたが今回のようにブルマの勘違いでヤムチャは浮気性と言われるようになったのかなと思う。(「ヤムチャは浮気性」と発言したトランクスはブルマから話を聞かされたのだろうし)
ヤムチャは悪い人ではないが後にブルマと結婚をするベジータを見たらヤムチャがブルマと上手くいかなかったのも分かる気がする。ベジータだったらブルマ以外の女性にほんの少しでもなびく事は無いだろうしブルマが勘違いした時もはっきりと真実を伝えて誤解を解いていると思う。
「ブルマの大失敗」に続く。