「満月の恨み」
『DRAGON BALL』其之百十九
前回の天下一武道会でジャッキー・チュンが月を消した時にアナウンサーが「狼男が変身出来ない」とツッコんでいたが実際には狼男ならぬ男狼が変身出来なくて困ると言う話が出てきた。吸血鬼や透明人間が既に出ているので狼男をそのまま出しても良さそうなのだがここで一捻り加えてくるのが面白い。
宙に浮く天津飯と餃子。
天下一武道会は場外負けがあって前回の大会ではその辺りを意識した攻防が結構多かったのでここで「宙に浮けるので場外負けは無い」とした事で鶴仙流の厄介さが伝わった。
ジャッキー・チュンの戦いを見て「亀仙人さまににてませんか」とウーロンに尋ねるウミガメ。さすがに付き合いが長いと分かるものなんだな。
男狼の事情を知ったジャッキー・チュンはクリリンの頭を満月の代わりにして男狼を人間に戻す。クリリンが「自分の頭が満月になるのなら悟空も変身している」と指摘してジャッキー・チュンが「催眠の術を使って思い込ますだけ」と答えているが、悟空が満月を見て変身するのは満月の光に含まれているブルーツ波が関係しているので実はクリリンの頭とジャッキー・チュンの催眠術があっても悟空が大猿に変身する事は無い。
最後の「頭が満月のクリリン選手」と言う台詞が面白くて子供の頃から記憶に残っている。
今回の話の本編2コマ目の絵が使い回しなのでヤムチャを病院に連れて行ったプーアル達がまだ会場にいると言うミスが生じている。
「なんとどどん波」に続く。