「ファイト!! 悟空VSクリリン」
アニメ『DRAGON BALL』第95話
1988年1月6日放送
原作の第125話「孫悟空対クリリン!!」と第126話「孫悟空 強し!!」をアニメ化した話。
原作でのジャッキー・チュンの最後の出番は天津飯に勝ちを譲って「さーて。どんな時代がやってくるかの…」と呟く場面であったがアニメでは大人に服を踏まれて泣いた女の子に変顔を見せて笑わせる場面であった。最後の場面が戦いとは無関係なのが深い。
天津飯と武天老師の会話は原作とはちょっと変わっていて天津飯は全体的に余裕が無い感じになっている。
原作ではウーロン達は最初から悟空とクリリンの試合を楽しみにしているのだがアニメでは仲の良い二人が戦う事に最初は迷いを感じるが実際に二人の戦いを見たらその凄さに盛り上がるとなっている。
又、アニメではランチは一人でレッドリボン軍を壊滅させた悟空の勝ちと予想するがクリリンの実力を目の当たりにすると熱くなって二人を応援するようになっている。
原作ではクリリンが背後からの悟空の攻撃を察知して避けるのはギリギリな感じだったがアニメでは残像拳を繰り出す余裕がある。
又、アニメでは太陽の光を使った目眩ましはクリリンの計算ではなく偶然となっている。個人的にはここはクリリンの発想の良さが出た場面なので変えないでほしかった。
恨みや怒りと言ったものが無い悟空とクリリンの戦いを見た天津飯は武天老師の「陽の光に満ちた世界を走ってみよ」と言う言葉を思い出す。
天津飯に語りかける武天老師の言葉に「勇者」と言う単語が入っているのはこの次のピッコロ大魔王編を意識したものなのかな。
「まさか悟空!? クリリンの大作戦」に続く。