「天津飯の苦悩!!」
アニメ『DRAGON BALL』第99話
1988年2月3日放送
原作の第131話「天津飯、苦悩!」と第132話「鶴仙人の怨念 気功砲!!」をアニメ化した話。
悟空の動きが変わった事に気付いたヤムチャは餃子が悟空の動きを止めている事を見抜く。一回戦敗退となったヤムチャだが決勝戦では悟空がかめはめ波の追い打ちをしなかった真意に気付いたり餃子の妨害を見抜いたりと達人である事が分かる描写がある。
原作では天津飯は悟空の動きがいきなり悪くなった事で鶴仙人の介入に気付くのだがアニメではチラッと見えた鶴仙人の悪い表情で真相に気付いている。
アニメでは決勝戦の前に天津飯が身内である桃白白を悟空に殺された怒りを原動力にしようとした場面があって、今回の話では鶴仙人が餃子の術で悟空の動きを止めている間に殺して桃白白の敵を取れと天津飯を説得する場面がある等、原作以上に「悟空が桃白白を殺した」が大きな出来事となっている。
ダウンカウントはどうなっているんだ?とツッコみたいところではあるが、天津飯の苦悩を太陽を隠す雲で表現するのが上手かった。
アニメでは餃子の術を解かれた悟空が怒って殴りかかるのを天津飯が無防備で待つ場面があり、その後もあえて悟空の攻撃を受けて餃子の術の関係で悟空が受けたのと同じダメージを負ってから試合を再開している。ここは天津飯の変化が見られて良いアニオリであった。次の天下一武道会の決勝戦で悟空が神様の介入で無効になった分のピッコロの攻撃をあえて受ける場面があったが今回の天津飯の行動に影響を受けたのかな。
「生か死か!? 最後の手段」に続く。