「ピッコロ大魔王の恐怖!」
『DRAGON BALL』其之百三十六
クリリンの仇であるタンバリンを追うが返り討ちに遭う悟空。
じっちゃんの形見である四星球を持った手に倒されると言うのが辛い……。
タンバリンが口から発した光線で筋斗雲を消されて空中で自由に動けなくなった悟空はなすすべもなく倒されてしまう。
『DRAGON BALL』と言えば空を飛んで気をバンバン撃ち合うイメージが強いが、この頃の悟空は舞空術を使えないので空中戦はあまり無く、戦いの舞台が空中になると悟空のピンチとなる。
悟空が帰ってこないので「ドラゴンレーダーなんてわたさなきゃよかった…」と呟くブルマ。
ブルマが発明したドラゴンレーダーのおかげで悟空の生きる世界は広がったのだが今回はそのドラゴンレーダーの為に悟空が死ぬ事になったと言うのはブルマにとって辛いだろうなぁ……。
「これほど待ってかえってこんということは…。おそらくもう生きてはいまい………。いったん家にもどろう…。クリリンを葬ってやらねばな………」。
悟空とクリリンの成長を目の当たりにして新しい時代の始まりを感じた数時間後に悟空とクリリンの両方を失った武天老師。今は皆をまとめる立場なので気丈に振る舞っているが実際はかなり辛いであろう。
ピッコロ大魔王は警察ではとても敵わない相手で世間に公表するとパニックを引き起こしてしまうとして自分達で何とかしようと考える武天老師。この先も様々な脅威が世界を襲うが世間の知らないところで悟空達は戦っていく。
武天老師の言葉に「あなたたちならきっと世界を救ってくださると信じています…!」と答える司会者。
彼が魔人ブウ編の時にセルを倒したのは本当は悟空達であると確信していたのは今回のやりとりや第23回天下一武道会の経験があったからだと思われる。
ピラフ一味がピッコロ大魔王に手を出したのは孫悟空と言う化け物じみた強さを持つ奴を倒す為と言うのがあったと思われるが、そんな悟空ですらピッコロ大魔王の部下のタンバリンに話にならないあっけない奴で既に殺したと言われた事でピラフ一味はピッコロ大魔王一味は自分達の手に負える存在ではないと感じるのであった。
「よみがえれ孫悟空!」に続く。