「ヤジロベーの獲物」
『DRAGON BALL』其之百三十九
やって来たシンバルは悟空とヤジロベーに「正直に言わないと死ぬ事になるぞ」と言ってドラゴンボールについて尋ねる。と言う事は正直に答えたら殺さないのかな?とちょっと思う。後にヤジロベーがドラゴンボールを持っていると知った時も最初は殺さずに手に入れるつもりだったようだし。
シンバルが手から光線を発したのを見たヤジロベーは「おかしなカミナリをだす」と語る。亀仙人や鶴仙人と言った師匠がいないのでヤジロベーは気に関する知識が無いようだ。
「都会から離れたところに素晴らしい才能を持った者がいる」「最初は気に関する知識が無い」と言う点では悟空とヤジロベーとウーブは同じだが悟空やウーブと違ってヤジロベーは気について知った後も気を使う事は無かった。素質はありそうなんだけれどなぁ。
「山奥に住んでいる」「武器を使う」「ドラゴンボールを持っている」とこの頃のヤジロベーは悟空のライバルになりそうなキャラクターであった。
苦戦するヤジロベーに「手をかしてやろうか?」と言ったりシンバルを丸焼きにして食べるヤジロベーに「いらねえよ~~~。こんなの………」と言ったり今回も悟空のキャラがちょっと違う感じがする。
「ヤジロベー」の名前の由来は玩具の「やじろべえ」なのかな? それとも玩具のやじろべえのモデルになったと言われている『東海道中膝栗毛』の主人公である弥次郎兵衛なのかな? ヤジロベーは日本刀を持っているし、『東海道中膝栗毛』も『DRAGON BALL』と同じく冒険モノだし。
「タンバリンがやってくる!」に続く。