「孫悟空・怒り爆発!!」
アニメ『DRAGON BALL』第107話
1988年4月6日放送
原作の第140話「タンバリンがやってくる!」と第141話「孫悟空爆発!!」をアニメ化した話。
アニメでは亀仙人達が二つ目のドラゴンボールを手に入れる話がある。
陸上を走る船を根城としている海賊?と言う設定が面白い。この設定で一本の話を作っても良さそうな感じ。
海賊のお頭は左足が義足になっている点は違うが全体的なデザインは最初のドラゴンボール探し編に登場した熊の山賊に似ている。ひょっとしたらあれから色々あってこの陸の海賊団を立ち上げたのかもしれない。
餃子が超能力で銃弾を止めている隙に亀仙人が海賊団の部下を全員倒して天津飯がお頭の銃を奪ってしまう。さすがにこの3人だとそんじょそこらの悪党では相手にならないね。ブルマやウーロンのようなピンチに陥る非戦闘員もいないし。
悟空からドラゴンボールの話を聞いたヤジロベーは高く売れそうな場所に行く事にするが、ドラゴンボールを狙う魔族と戦いたい悟空はヤジロベーに付いていく事にする。
一緒に移動して食事をしてと結果的に悟空とヤジロベーはかつての悟空とクリリンのように苦楽を共にする事になる。
この頃はまだ気配を探る技術が確立されていないのでタンバリンが悟空を追うのにレーダーを使ったり焚き火の痕跡を見付けたりと色々な手順を踏まえている。
天津飯が三つ目のドラゴンボールを求めて入った家はかつて悪人だった頃の天津飯に叩き潰されて片足が不自由になった武道家の家であった。この場面は天津飯がかつて犯した罪とその罰、そして天津飯が殺し屋から武道家へと変わったのを示す良いアニオリであった。
天津飯によって人生を滅茶苦茶にされた武道家はヤムチャと同じく天津飯の追い打ちで片足を負傷して杖を使う生活になっていると今回の話は天津飯とヤムチャのIF的なところがあって色々考えさせられるところがある。
「ピッコロ大魔王降り立つ!!」に続く。