「孫悟空完敗!!」
『DRAGON BALL』其之百四十四
ピッコロ大魔王は両手に気を溜めるとまず左手から気を発して悟空が空中に避けると右手から発した気をぶつける。
この頃の気を使った技はかめはめ波や気功砲のように気を溜めて強力な一撃を発するものが殆どで連射したのは威力を下げた餃子のどどん波くらいであったがピッコロ大魔王は一撃必殺のレベルを連射するとこれまでとはレベルが違うところを見せた。
今のピッコロ大魔王は年老いて弱くなっているがそれでも悟空を圧倒する力を秘めていて、これが若返って全盛期の状態になると今とは比べものにならない強さになるらしい。そりゃ亀仙人も戦う事を避けるし鶴仙人もピッコロ大魔王の封印を解くとは考えないよな。
そしてピッコロ大魔王の強さが分かるとこの実力差を無視して封印する事が出来る魔封波を編み出した武泰斗の凄さが分かる。
一度はピッコロ大魔王に倒されて心臓が止まったのにしばらくすると再び心臓が動いた悟空を見て「とんでもねえ生命力」「どういう心臓してんだ」と驚くヤジロベー。この悟空のタフさは戦闘民族サイヤ人に因るものなのかな。
悟空「ヤジロベー、た…助けてくれねえんだもんな…」、
ヤジロベー「あたりめえだ! オレがいちばんきらいなのは死ぬことだ!」。
ブルマやウーロンと言った非戦闘員がこう言う台詞を吐く事はあるが戦闘力が期待出来る人物が言うのは珍しい。そこがヤムチャや天津飯とは違うヤジロベーの個性ではあるのだが結果として戦闘にあまり参加しなくなった事で段々とヤジロベーの活躍の機会が減っていく事にもなった。
「武天老師の決心」に続く。