「亀仙人 最後の魔封波!!」
『DRAGON BALL』其之百四十六
亀仙人の「きさまとあうのはこれがはじめてではない」と言う話を「でたらめ」と返すピッコロ大魔王。
これは「自分と会って死ななかった人間などいやしない」と言う意味なのか「自分が封印されてから数百年が経っているのだから生きている人間がいるわけがない」と言う意味なのか。
ここまでピッコロ大魔王の恐ろしさを存分に描いていたので亀仙人が武泰斗の弟子であると判明してからのピッコロ大魔王の狽え振りは痛快であった。
魔封波を外してしまった亀仙人。おそらくこれは練習不足であったと思われる。武泰斗の魔封波を見たのはかなり昔だし、まさかピッコロ大魔王が復活するとは思っていなかっただろうし、ピッコロ大魔王が復活してからはドラゴンボール探しで精一杯で練習する時間は無かっただろうし。
成功すれば確実にピッコロ大魔王を封印出来る魔封波を会得していながら亀仙人がドラゴンボールを集めて神龍にピッコロ大魔王を排除してもらおうと考えたのも練習不足の魔封波より神龍に頼む方が確実と考えたからだと思われる。
亀仙人が魔封波の使用を最後の手段としたのは上に書いた理由もあると思うがそれとは別に「ピッコロ大魔王を封印したらピッコロ大魔王が飲み込んだドラゴンボールも一緒に封印されてしまう」と言うのもあったと思われる。つまり、あそこで魔封波を使ってドラゴンボールごとピッコロ大魔王を封印してしまうと悟空やクリリンを生き返らせる事が不可能になってしまうのだ。
悟空が亀仙人の死をうっすらと感じたのは気を感じる事が出来るようになってきていたのかな。
「若がえるか!? ピッコロ大魔王」に続く。