「若がえるか!? ピッコロ大魔王」
『DRAGON BALL』其之百四十七
神龍を見て思わず「すばらしい」と呟くピッコロ大魔王。神龍を作ったのが自分と分離した神様だと考えると中々興味深い台詞である。(地球の神龍のデザインにはミスター・ポポも関わっていそうだが)
亀仙人はおそらく死んでしまうんだろうなぁと言う雰囲気があったのだが餃子がここで死ぬのは予想外だったのでかなり驚いた。
この時点では仲間の中でも実力者の餃子ですらあっさりと死んでしまうところに今回のシリーズはこれまでとは大きく違っている事が分かる。
後の天津飯は餃子に対してちょっと過保護な面があるのだが、それはサイヤ人編での自爆を見たのもあるが今回の餃子の死が自分が出した指示の結果によるものだったと言うのも理由としてありそう。
『DRAGON BALL』では神龍が願いを叶えた事が何度かあるが原作に限って言えば悪人が願いを叶えたのは今回だけとなっている。
神龍は途中から殺された人々を生き返らせる事が主な仕事となっていくが、善人悪人関係無しにドラゴンボールを揃えて自分を呼び出した者の願いを叶えると言うのが面白い設定だったので、出来れば後のシリーズでも敵キャラはドラゴンボールを狙ってほしかったなと思う。(レッドリボン軍に所属していたドクター・ゲロはドラゴンボールの存在を知っていただろうし)
「カリン様に会え!!」に続く。