「カリン様に会え!!」
『DRAGON BALL』其之百四十八
若返りの願いを叶えたピッコロ大魔王は他の人間が神龍を使って自分の命を脅かす事が無いようにと神龍を殺してしまう。
この神龍殺害は予想外で驚いた。まさか『DRAGON BALL』でドラゴンボールが使えなくなる状況が生まれるとは……。最後はドラゴンボールを使ってクリリン達を生き返らせると思っていたのでこれからどうなるのか全く予想が出来なくなった。
ドラゴンボールが使えなくなる状況はこの後も何度かあるがナメック星等にドラゴンボールがある事が判明しているのであらゆる手段を駆使すればまだ何とかなる状況なのだがこの時は地球以外にドラゴンボールがあると明らかにされていなかったので絶望感が半端なかった。
若返ったピッコロ大魔王に用無しと判断されたピラフ一味は飛行機から落とされてしまって退場。
これまでは「ピラフ大王が運用するドラゴンレーダーがなければピッコロ大魔王はドラゴンボールを集めて若返る事が出来ない」と言う状況だったのだが願いが叶った事でピッコロ大魔王がピラフ大王をそばに置いておく理由が無くなった。
ピラフ大王は「封印を解いて復活させた」「ドラゴンボールや天下一武道会の情報を教えた」「ドラゴンレーダーでドラゴンボール集めに協力した」とこれまでの「恩」を武器にピッコロ大魔王と交渉しようとするが残念ながらピッコロ大魔王は人間に対して恩を感じる存在ではなかった。
『DRAGON BALL』を代表するキャラクターであるがピラフ一味が原作に登場するのはここまで。作風がシリアスになってきた事で『DRAGON BALL』は少しずつキャラクターの入れ替えが行われるようになっていく。
「世界征服」に続く。