「天津飯の決意!!」
アニメ『DRAGON BALL』第118話
1988年7月6日放送
原作の第152話「孫悟空 ついに発進!!!!」と第153話「天津飯の決意!!」をアニメ化した話。
アニメでは善である犬の国王と悪であるピッコロ大魔王の対比が強くなっていて、ピッコロ大魔王が人々の苦しむ顔を見たいのも犬の国王が人々の喜ぶ顔が見たいのに対抗してあえてやっている感じがする。
「人間どもの恐怖に引きつる顔を見たいだけだ」と言うピッコロ大魔王の発言を聞いて「変態か?」と驚く金髪ランチ。
金髪ランチはあくまで自分の欲望の為に暴力を振るっているのであって誰かの苦しむ顔を見たいわけではないんだよね。
チチと牛魔王が再登場。
ピッコロ大魔王を倒してほしいと言うチチの言葉にピッコロ大魔王に勝てる奴はいないと答える牛魔王。ひょっとしたら亀仙人から話を聞いた事があったのかな?
ピッコロ大魔王に勝てる奴は誰もいないと言う牛魔王の言葉にチチは「悟空ならきっと……!」と考える。
ヤジロベーが筋斗雲に乗ろうとしてカリン塔から落ちてしまう場面がある。
そのまま地上に真っ逆さまに落ちてしまうが大した怪我も無いところはさすがのタフさである。
原作では西の都にいる両親の危機を知ったブルマが天津飯に魔封波を使ってほしいと頼んでいるがアニメではブルマは既に神龍が死んでしまって天津飯は死んだら生き返れない事を知っているので「ピッコロを西の都に行かせないで」と言っているがさすがに「魔封波を使って」とまでは言っていない。
ピッコロ大魔王にクジで選ばれてしまった西の都の避難風景が描かれていてブルマの両親も登場している。
悟空の少年時代のクライマックスだからかピッコロ大魔王編ではこれまでの話で2話以上登場していて生きているキャラクターは殆ど登場する事となった。
ピッコロ大魔王によって解放された囚人達がカメハウスにやってくる。
足が折れていてもさすがにヤムチャは一般人より強い。
そしてこの時の金髪ランチがマジでカッコイイ!
原作では仲間達が次々と死んでいってこれからも大勢の人が死んでいきそうな状況の中でウーロンは絶望してヤムチャは奮起するのだがアニメではピッコロ大魔王に消されると知った西の都が大混乱に陥ったりカメハウスに囚人がやって来て暴れたりと言った世界秩序の崩壊を目の当たりにしてウーロンは絶望してヤムチャは奮起する流れになっている。
アニメでは電子ジャーが割れている場面が無いので原作ではピッコロ大魔王に「おじけづいたか?」と言われた天津飯が逆にピッコロ大魔王に向かって「おじけづいたか?」と挑発する場面がある。
「きまるか!? 伝説の魔封波」に続く。