「神龍復活!!」
『DRAGON BALL』其之百六十五
ピッコロ大魔王編が完結し、悟空の少年時代もここで終わりを迎える事となる。
神龍はミスター・ポポが作ったものに神様が命を吹き込んだものであった。
ナメック星のポルンガと地球の神龍の姿が大きく違っているのは地球の神龍はミスター・ポポが作ったものだからなのかな。
神龍は大きいイメージがあったので神様が神龍を復活させる時に容器に入れられて小さくなっていた事で神様が神龍より上位の存在である事が伝わった。
神様が悟空と仲間達の再会を三年後の天下一武道会にしたのはピッコロ大魔王の分身が悟空を狙っている事を知っていたので悟空が強くなるまで神殿に隠しておくと言う思惑があったと思われるがそれはそれとして悟空と生き返ったクリリンや亀仙人を早く会わせてあげてほしいなぁとは思った。
神様がピッコロ大魔王と戦えなかったのは二人は元々は一つだったので片方が死ぬともう片方も死ぬ事になり、神様がピッコロ大魔王を倒す事は神様自身の死を意味していて神の自殺となってしまうからであった。
そこで神様は悟空を鍛えてピッコロの分身を倒させようとするのだが、神様の事を心配したミスター・ポポが神様とピッコロ大魔王の関係を悟空に喋ってしまった為、事情を知った悟空ではピッコロの分身を倒す事は出来ないと考えた神様は自身で何とかするしかないと決意するようになる。
生き返った神龍によってピッコロ大魔王に殺された者達が生き返る。
個人的にクリリンが生き返って喜ぶ金髪ランチと亀仙人が生き返って涙するウミガメの場面が好き。
悟空が天界で神様の修行を受けていると聞いてヤムチャは「どんどんオレたちからとおくなっていってしまうような気がする…」と呟いて天津飯は「オレは神いじょうの修行をしてつぎの武道会もいただいてみせるぜ!」と決意を新たにする。
この時のヤムチャと天津飯の反応の違いは後の話にも影響していて、ヤムチャは段々と自分は悟空達に付いていけないと感じて戦いから離れていき、一方の天津飯は悟空に負けじと修行を続けて終盤まで戦いに絡むようになる。
これまでは肉体を鍛える修行が多かった悟空だったが今回は精神を鍛える事に。
それにしても瞑想に苦戦する悟空の場面が少年時代の最後の姿になるとは当時は予想外で驚きだった。
「それぞれの再会」に続く。