「カミナリよりも速く!!」
アニメ『DRAGON BALL』第127話
1988年9月21日放送
ここからは第23回天下一武道会に向けての修行で久し振りの完全アニオリ回となる。
ミスター・ポポの動きを会得する為に悟空が座禅をする場面がある。
これまでは体を動かす修行をしていた悟空がこれからは精神面を鍛える事になり、今回はこれまであまり描かれなかった悟空の精神面について色々語られる事になる。
悟空はミスター・ポポに「目や音だけでは分からない」と忠告され、その後、小鳥を見付けたチューリーから「気配で分かった」と言う話を聞き、気を集中させて気配を探る事でこれまでより素早く相手の動きを読んで攻撃をかわせるようになる。
クリリンと天津飯の組み手が描かれる。
天津飯相手に善戦するクリリンに驚き。
アニメではブルマが「水着で修行を見学に行くかも」と言う餌で亀仙人にヤムチャの弟子入りを認めさせていたが今回の話でブルマが水着を着ている場面がある。
悟空を神殿からゴロゴロ山に移動させる時にミスター・ポポが不思議な機械を作動させている。神殿にある他の設備とは全く違う機械仕掛けなものが出てきたのに驚いた。ひょっとしたら神様が乗ってきた宇宙船に積まれてあった装置かも。
『DRAGON BALL』は『西遊記』が元になっているので中国的なイメージから始まっているが原作がレッドリボン軍編が始まった辺りから中国要素が無くなっていくのに対してアニメではその後もアニオリで中国要素が入れられていて、今回の話でもゲストのチューリー母娘は中国風のキャラデザとなっていて、悟空がゴロゴロ山で見付けた冠を被るところは『西遊記』の孫悟空が頭に輪っかをはめているのを思わせるものであった。
「空のように静かに」に続く。