「マグマより熱く」
アニメ『DRAGON BALL』第132話
1988年11月2日放送
今回の天津飯達の相手は山神様こと火山のマグマ。
この頃の天津飯達に勝てる人間は既にいないので彼らの実力を発揮させるには自然現象を相手にするしかなかったんだろうなぁ。(序盤の時点で武天老師が火に包まれたフライパン山を吹き飛ばしたり月を消し去ったりしているが今回の話を見るとやっぱりあれは凄かったんだな)
火山の地震に巻き込まれるヤムチャとクリリンに向かって天津飯は「舞空術くらい習得していた方が良さそうだな」と告げる。
実際、この後の戦いは舞空術が必須となっていく。
クリリン「さっきの汚名挽回だ!」。
クリリン、汚名は「返上」するものだ。
天津飯が仲間になった事でヤムチャは年長者と言う立場が弱くなり実力的にも下の方になってしまったのだがクリリンや天津飯では打つ手が無かったマグマを川の水を使って消火すると機転が利くところを見せた。
今回の前後編では「女の子のゲストと関わるクリリン」「不穏な何かを感じられる餃子」「悟空に次ぐ強さを誇る天津飯」「機転が利くヤムチャ」と4人のキャラ付けが良かった。悟空一強的なところもある『DRAGON BALL』だが今回の話のように他のメンバーにも活躍の場をちゃんと用意してほしい。
今回の話は山神様の御神体が魔物みたいだったりと色々設定がありそうだったのだが祭りとマグマの処理に時間が費やされて殆ど深掘りされなかった。個人的にはミントの村と山神様の関わりをもう少し色々語ってくれたらミントの兄が山神様の怒りと共にクリリン達への態度を固くしたのにも納得出来るようになったのかなと思える。
今回で少年編が終了して次回からは大人になった悟空が見られる。
インパクトを出す為にも次回予告では大人になった悟空は隠してほしかったな。
「嵐の前の再会」に続く。