翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「シェン」 『DRAGON BALL』其之百七十五

「シェン」
DRAGON BALL』其之百七十五

 

今まで謎に包まれていたシェンの正体が扉絵でいきなり明かされる!
今回の話に限らず『DRAGON BALL』は「読み終えるとその扉絵が内容に合っていた事が分かるけれど最初に読んだ時は本編の内容が先に明かされてビックリする」と言うものが結構ある。

 

今回のヤムチャとシェンの戦いだが「相手の攻撃が偶然当たったように見える」「攻撃したら左のストレートで顔面にカウンターを入れられる」「跳び蹴りをしたら避けられて背後から蹴られる」と実は悟空とミスター・ポポの戦いと同じシチュエーションが何度かある。その為かヤムチャとシェンの戦いを見て悟空はシェンの正体に気付く事になる。

 

シェン「ここだけの話なんですがわたしはね…人間じゃないんですよ」、
ヤムチャ「なにをいいだすかとおもえば…。まさか宇宙人だなんていうんじゃないだろうな」、
シェン「さあ、どうですかねえ…」。
この時は軽い気持ちで答えたヤムチャであったが実は正解だった事が次のサイヤ人編で判明する。

 

今回の神様は人間の体に魂を乗り移らせているのだがこの能力はこの後使われる事は無かった。
ピッコロや他のナメック星人は使っていないところを見ると、これはナメック星人の能力ではなくて地球の神になってから得た能力だったのかな?

 

ヤムチャの新技・繰気弾が登場。
気弾を操るので「操気弾」と思われがちだが正しくは「繰気弾」である。
放った気をコントロールするのはクリリンがピッコロとの試合で見せたエネルギー波と同じだが繰気弾はスピードが速くて細かい操作が出来て、さらに物体に触れても爆発しないで攻撃を続けられるとなっている。特に物体に触れても爆発しないのは他の気を使った攻撃とは大きく違っていて、使い方によっては気円斬のように強者相手にも一矢報いる事が出来そうな技であった。

 

繰気弾を当てるが油断したところを攻撃されたヤムチャは神様に「そのあとがよくない。いわゆる油断大敵というやつですな」と言われる。
残念ながらヤムチャのこの欠点はこの後も改善されず、次のサイヤ人編でもサイバイマンにかめはめ波を当てた後に油断したところを自爆で道連れにされてしまう。

 

今回の天下一武道会亀仙人扮するジャッキー・チュンは出場していないが代わりに亀仙人と同じく悟空の師匠である神様がシェンとして出場している。

 

孫悟空VS天津飯」に続く。