「因縁の対決! 悟空対ピッコロ」
『DRAGON BALL』其之百八十二
神様が乗り移っていたので実力者だと周りに思われたシェン。
神様に乗り移られている間の記憶が無さそうだけれど、息子のはしゃぎっぷりを見ているとこの後色々大変そう。天下一武道会が終わった後に神様にフォローしてほしいところ。
今回の話で悟空が隠していた神様やピッコロに関する話を皆が知る事になる。
アニメではチチはピッコロ大魔王を倒したのは悟空だと信じていたが原作ではそうは思っていなかったらしく話を聞いて「たまげた」と驚いている。ここはピッコロ大魔王との最終決戦の前に悟空とチチが再会しているアニメ版と最初の出会いから7年近く再会していなかった原作の違いと言える。
今回の話を見て思ったが、実は悟空は説明が結構上手い。要点を纏めて必要な情報だけ話している。
「悟空さがんばれ! 死ぬでねえぞ! オラ新婚早々未亡人なんでいやだべ!」と言って悟空を見送るチチ。新婚早々ではないが、まさかこの後に二度も悟空が死んで二度も未亡人になるとは思ってもいなかっただろうなぁ。
この頃の『DRAGON BALL』はピラフ一味やレッドリボン軍やピッコロ大魔王と言った悪人が登場して世界の命運が賭けられるドラゴンボール探し編と皆が数年間の修行の成果を見せる天下一武道会編と言う二つのシリーズが交互に展開されているが、今回の話は天下一武道会の決勝戦がそのまま世界の命運を賭けた戦いとなるとして、今まであった二つのシリーズが合わせられたような展開となっている。
「小手調べ」に続く。