翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』や『名探偵コナン』のレビューも書いています。

「ジェットコースター殺人事件」 アニメ『名探偵コナン』第1話

「ジェットコースター殺人事件」
アニメ『名探偵コナン』第1話
1996年1月8日放送

 

今年2026年がアニメ30周年と言う事でアニメ『名探偵コナン』のレビューを始めようと思いました。
2026年の時点で1000話を超えているので全ての話をレビューするのはちょっと大変なので、黒ずくめの組織関連等と言ったメインストーリーに関わる話を中心にレビューしていこうと考えています。

 

今回の話は原作第1話「平成のホームズ」をアニメ化したもの。

 

オープニングで事件を解決する工藤新一の服装が後の江戸川コナンと同じ蝶ネクタイと青いジャケットになっていて両者が同一の存在である事を示している。

 

コナンの決め台詞である「真実はいつも一つ」は原作では殆ど使われていないのだがアニメでは新一時代から何度か使われている。

 

実はオープニングで新一が解決する事件の内容が大幅に変わっていて、原作では犯人の家内が殺されているがアニメではパーティーの招待客が殺されている。又、原作では新一の台詞で事件のあらましが簡単に語られるだけであったがアニメでは実際に犯行の様子が描かれてトリック等も詳しく説明されている。

 

いつものように新一の推理を目暮警部が聞いていると思いきや実は目暮警部も既に犯人が分かっていたので、この時の新一と目暮警部のやりとりは犯人を引っかける為の芝居だったりする。
事件解決後に新一は「また難事件があれば自分に依頼を」と言っているので、目暮警部は難事件が起きたら新一に依頼をして、犯人が分かったら二人で協力して犯人を追いつめると言う形を取っていたようだ。この時の新一と目暮警部の協力体制を考えたら事件現場に勝手に現れて勝手に推理をするコナンを目暮警部が邪魔者扱いするのも分かる。

 

原作と違って阿笠博士、吉田歩美、円谷光彦、小嶋元太が登場して、原作では新一の台詞の中にだけ登場していた毛利小五郎も実際に登場して、主要人物が第1話の時点で揃っている。又、登場はしていないが新一の父親が小説家と言う紹介もされている。

 

毛利蘭の蹴りを避けてついでにスカートの中を覗く新一。
あの蘭の攻撃を避けるとは凄いが、新一なら蘭のちょっとした動きを観察して蹴りの方向を推理するとか出来そう。

 

ムチャクチャなトリックでツッコまれる事が多い今回のジェットコースター殺人事件。
初期の『名探偵コナン』は「謎解き」と言っても「マジックの種明かし」みたいなところがあって、「怪盗キッドはマジシャンなので一瞬で宝石を入手出来る」みたいな感覚で「体操部なのでジェットコースターの上でもトリックが仕掛けられる」となっているところがある。

 

ジェットコースター殺人事件で容疑者の一人にされたジン。原作初期のジンは焦ったり怒鳴ったりしていたがアニメでは落ち着いた雰囲気に修正されている。

 

殺人事件とその真相を知って涙が止まらない蘭を新一が慰める。
新一「早く忘れた方が良いよ。よくある事だから」、
蘭「無いわよ、こんな事!!」。
まさかこれからわずか半年ちょっとの間に数百件の殺人事件と遭遇する事になるとは蘭も想像していなかっただろうなぁ……。

 

黒ずくめの男を追いかける新一を見て蘭は嫌な予感がするが何故か追いかけなかった。でも、これが普通の人間の反応と言うか、人間に限らず生物は無意識のうちに命の危険を避けて身を守る本能がある。なので、蘭が新一と一緒に黒ずくめの男を追いかけられなかったのは人間・生物として正しい反応だったと言える。逆に危険や死を察知するとすぐさま近付いてしまう新一を始めとする探偵達の方が人間として生物として何かが壊れているのかもしれない。(因みにアニメでは靴紐が切れて走れなくなったので蘭は新一を追いかけられなかったと言うフォローが入っている)

 

ウォッカと取り引きをした社長は原作では「お前らの組織がやってる事に比べればワシらなんて……」と言っていて黒ずくめの組織について何か知っているようであったがアニメではカットされている。

 

目撃者の新一を消す為に「組織が新開発した毒薬」を使うジン。「まだ人間には試した事が無い試作品」となっているが後の話で実は違っていた事が分かる。この辺り組織はジンにどういう説明をしていたのか気になるところ。ジンの実力を考えるとすぐにバレる嘘を吐くメリットが組織にあったとは思えないので、実は「ジンが新一に使った毒薬は本当に組織が新開発して人間にはまだ試していなかったもの」だったのかもしれない。

 

エンディング後のCパートでいよいよ新一が幼児化したコナンが登場。思えばファミリー向けアニメで第1話に作品タイトルになっているキャラクターが最後の1シーンしか登場しないって驚きだ。