「月いちプレゼント脅迫事件」
アニメ『名探偵コナン』第7話
1996年2月19日放送
原作の第26話「奇妙な贈り物」と第27話「同一人物」と第28話「8月3日の謎」と第29話「眼前セーフ」をアニメ化した話。
蘭がコナンの正体が新一ではないかと疑う話。そこで出てくる問題が「蘭が新一の事が大好きだとコナンに明かした事が新一本人に告げちゃった事になる」と言うのが面白く、これこそ『名探偵コナン』ならではのラブコメ回と言える。
謎解きも見事で結果的に殺人が阻止されたのも含めて楽しく見られる序盤の傑作回となっている。
原作では「8月3日」の話だがアニメでは放送回の「2月19日」に変更されているので、犯人はわざわざ息子が好きだったアサガオを温室で育てて真冬に小川医師に送りつけたとなって狂気が増したところがある。
原作では蘭は学校の制服を着ているがアニメでは第1話で新一とトロピカルランドに行った時と同じ格好になっている他、事件解決後にコナンが蘭のもとから走り去っていくところを第1話でジェットコースター殺人事件を解決した後に新一が蘭のもとから走り去っていった時と同じようにしたりとアニオリで第1話との共通点が作られている。
よく言われる「蘭がコナンと新一の関係に気付かないのは無理がある」だが、冷静に考えたら「高校生が小学生になる」と言うのはあり得ない事で、こんな考えを取り入れてしまったら『名探偵コナン』の多くの事件のアリバイが崩壊してしまう。我々視聴者は第1話で新一がコナンになるところを見ているので「人間の幼児化」を受け入れられているが、そういう場面が全く無くて視聴者にも新一とコナンの関係が隠された状態だったら「高校生の新一と小学生のコナンは同一人物である」と言う説を大真面目に挙げれる視聴者は少ないと思う。
まぁ、「コナン=新一」はあり得なくても「コナンは普通の小学生ではない」と言うのは十分に考えられる状況にはなっているので、コナン(新一)はもう少し念入りに小学生を演じてほしいところではある。