翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』や『名探偵コナン』のレビューも書いています。

「小五郎の同窓会殺人事件」 アニメ『名探偵コナン』第27話・第28話

「小五郎の同窓会殺人事件」
アニメ『名探偵コナン』第27話・第28話
1996年8月5日・12日放送

 

原作の第84話「小五郎の同窓会」と第85話「意外なヒント」と第86話「弁慶の仁王立ち」をアニメ化した話。

 

初期のアニメは出来る限り一話で一つの事件を解決する構成になっていて、今回の話の前に前後編だったのは「豪華客船連続殺人事件」だけだった。
「豪華客船連続殺人事件」が原作6話分の長編だったのに対して今回の「小五郎の同窓会殺人事件」は原作3話分なので今までなら一話に纏められていた話なのだが今回を皮切りにアニメは原作3話分を前後編に分けるスタイルへと変わっていく事になる。
一話に纏められた方が分かりやすいところがあるのだが、どうしても事件とは直接関係の無い場面はカットされる傾向があって、実はそれが新一と蘭の思い出話である事が多かった。確かに二人の話はその回の事件とは直接関係が無い事が多いのだが『名探偵コナン』においては最重要な話なので、そこはカットしないで原作通りにしてほしいので自分は原作からカットされる場面が少ない前後編スタイルの方が好きかな。

 

アニオリで同窓会の前にコナンと小五郎が強盗事件を解決する話がある。このエピソードは凶器となった銃の入手や今回の事件の関係者である由美の登場と後の事件への伏線が張られている。今回のアニオリは全体的に原作の補完がかなり上手かった。

 

蘭と一緒に混浴の温泉に入ったコナン。
「月いちプレゼント脅迫事件」でコナンの正体を疑った蘭だが一緒にお風呂に入ったところを見るにこの時点ではその疑いは完全に晴れたようだ。
「正体バレたら殺されるな…絶対…」と呟くコナン。気のせいか、話が進むにつれて黒ずくめの組織に正体がバレるより蘭に正体がバレた方が命の危険が増しているような……。

 

そう言えば今回登場した小五郎の大学時代の仲間達は妃英理の事を知っているんだよな。

 

小五郎は「ギャップ」を描いているキャラクターで、初期の頃は「探偵としても父親としてもダメダメなおじさんがコナンによって名探偵に仕立てられる」と言うギャップを描いていて、今回の事件辺りからは「普段はダメダメな男が実は凄くて決める時は決める人だった」と言うギャップを描くようになった。
自分は「決める時は決める男・毛利小五郎」が好きなので今回の話はかなり気に入っている。最初は明らかに小五郎を侮っていたコナンが小五郎の凄さを知って本心から驚く場面が良いんだよね。(さらにそこから『隻眼の残像』のように「実は小五郎の凄さを理解しているコナン」になっていくのが本当に良い!)

 

元気が無い小五郎をコナンが元気づけようとする場面が好き。

 

由美が中道からのプロポーズを18年間も断っていながら中道が見合い相手と結婚するのを妨害した理由が分からないと言われる話。「結婚」と「離婚」の違いはあるが、「十数年間も付き合っていながら「結婚」と言う明確な区切りを付けられなかった中道と由美」と「十数年間も別居していながら「離婚」と言う明確な区切りを付けられない小五郎と英理」はどこか通じるものがあるのかもしれない。小五郎と英理は表面上は喧嘩をしているが実はお互いを愛していた事を考えると、それと対になる中道と由美は「表面上は付き合っているが実はお互いを憎んでいた」のかもしれない。