翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「死闘四 -太公望V.S.聞仲 Bクイック攻撃成功なるか!?-」 『封神演義』第138回

「死闘四 -太公望V.S.聞仲 Bクイック攻撃成功なるか!?-」
封神演義』第138回

 

封神演義』はこの回が掲載された頃にアニメ化(『仙界伝 封神演義』)が発表されたので、この回の扉絵は藤崎竜さんによるアニメ風キャラクターが描かれている。そう言えば、この頃のアニメって原作に比べて全体的に「線が少なくなる」感じだったなぁ。まぁ、キャラの絵を簡略化せずに描いて動かすととんでもない事になるからね……。(『ドラゴンボール』のセルは全身に斑点を描いてそれら一つ一つに影を付けてさらにそれで高速バトルをすると言う事でかなり大変だったらしい)

 

「超生物薬バイオキシンZ!!! これを体に塗れば菌糸が肉に根を張り傷を治すかもしれない!!!」。
……ちょっと待て。崑崙山には医者はいないのか? それとも雲中子が医者の立場なのか? 雲中子が医者って『南国少年パプワくん』でドクター高松が保健の先生だった並に怖いんだけど……。

 

戦闘ではあまり活躍しないと言われている太公望だが実は風を操る宝貝・打神鞭はかなり応用が利く宝貝である。風によって哪吒の乾坤圏や聞仲の禁鞭を跳ね返し、趙公明の金蛟剪を押し止め、呂岳の殺人ウイルスも不完全ながら吹き飛ばす事が出来ると防御に優れている他、攻撃に関しても打風刃や打風輪は遠距離中距離近距離とどの位置の相手にも仕掛ける事が出来、さらに風で乾坤圏や禁鞭を跳ね返して相手にぶつけるカウンターも可能となっている。

 

自分は「仲間が集合する場面」が好きなので今回の「この崑崙十二仙がお相手するぜ!!!」の場面はかなり気に入っている。
本作では「仲間が集合する場面」が意外と少ないのが残念。一つのコマに仲間キャラが集合している場面と言えば仙界大戦開始時の十二仙集合と今回の対聞仲戦と後は牧野の戦いの時くらいであろうか。複数のコマに沢山のキャラが出ている場面はあるのだが個人的にはやはり「一つのコマに皆がバーン!といる」のが好き。

 

「よっしゃーっ!! みんなでフクロだぜっ!!!」。
主人公側のキャラとは思えない慈航道人の台詞が好きw 慈しみの心が無いなぁw

 

死闘五 -黒麒麟-」に続く。

 

 

封神演義 16 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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