shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「呂岳の血液争奪戦!!」 『封神演義』第73回

「呂岳の血液争奪戦!!」
封神演義』第73回

 

以前の鄧九公派遣は妲己の策だったので趙公明の策が出るのは今回の呂岳派遣からと言う事になる。
結論から言うとシャレにならない強敵であった。
と言うのも蓮の化身である哪吒を始め、人間、仙道、妖怪全てに効果があり、感染した人間に触れる事で他の人間にも感染してしまうと言う病原体が危険極まりない。数分間は聞仲の禁鞭を弾いた打神鞭ですら病原体を完全に防ぐ事は不可能だったので、呂岳の血を入手出来なければここで周軍は全滅であった。
今回、趙公明が召使いを差し向けた理由は張奎に「働かないとタダメシ食らい」と言われたから。なので今回の趙公明は自身の楽しみより殷の利益を優先して動いたと言える。その一戦で周軍を全滅させて殷の勝利を手にする事も可能だったと言うところから彼の戦上手さが分かる。
因みに封神してしまうと血も含めて全てが封神台に封印されてしまうので、太公望達は呂岳を倒さずに血を入手しなければいけなかった。この封神のシステムも考慮して呂岳派遣を決めたのなら趙公明の知略は太公望妲己に匹敵する程なのではと思えてくる。

 

楊戩は「太公望は土行孫が失敗した後の事まで予測していたのか」と考える。
「土行孫が危険な任務に向かえば蟬玉が付いてくるはず。蟬玉の五光石は「敵に必ず当たる」が封神する程の殺傷能力は無い」と言う点を見れば確かに太公望がここまで考えていた可能性は高い。
でも、出来れば最初の土行孫で作戦が成功してほしかったと太公望は考えていたはず。土行孫は初登場で碧雲を助ける時も落盤を起こしてしまい、前回も蟬玉に捕まってしまい、今回も呂岳確保に失敗してしまい、さらにこの後も趙公明に捕らわれてしまうと意外と活躍が無い。そのせいか、仙界大戦では遂に太公望から「足手まとい」と言われる事となる。

 

蘇護親子の家庭の事情」に続く。