「武成王造反⑤ -哪吒・発進!!!-」
『封神演義』第33回
太乙真人、玉鼎真人、懼留孫大法師に続いて崑崙十二仙の清虚道徳真君が登場。後に熱血体育会系として目立つ事になるが今回はまだ落ち着いた雰囲気での登場となっている。
今回は珍しい太乙真人のバトルが見られる。と言うか太乙真人が自分の体を使って戦ったのはここだけ。戦闘は苦手だけど宝貝開発者として十二仙に昇格したと本人は言っているが中々に強い。
まず黄巾力士で哪吒の攻撃を防ぎ、逆に金磚で遠距離攻撃を行い、哪吒が接近戦を仕掛けたところを火尖鎗で迎撃すると完璧な流れ。確かに使っている宝貝の性能による強さなのだが、その宝貝を使いこなせるのも実力の一つ。今回の対哪吒戦を見ると敵の仙道と戦う太乙真人も見てみたかったと思う。実は瞬殺しそうな気がする。
金磚と火尖鎗を貰う代わりに太公望の所に行って戦うと言う条件を飲む事にした哪吒。今回の戦い以降、哪吒は強力な宝貝を手に入れる事で強くなろうと考えるようになった。そのせいか、戦い方そのものを変える事はあまりしなくなってしまい、結果、力押し出来ない相手には苦戦する事が多くなってしまった。
「武成王造反⑥ -金鰲の宝貝-」に続く。