四大金剛が太公望の実力を疑問視してしまう。黄飛虎と違って四大金剛は太公望との面識が無いので仕方が無い事だが。
この頃辺りまでは普通の人間である四大金剛も目立っていたのだが、仙道による戦いが激しくなるとさすがに付いていく事が出来なくなり、出番も少なくなっていった。
四大金剛だけでなく天化も太公望の実力を疑問視してしまう。これは天化が哪吒や楊戩と違って太公望と戦った事が無く実力を知らないから。天化が実際に太公望と戦うのはこれより遥か後の話となる。(因みに実際に太公望と戦った際の天化の感想は「つっ…強ぇ!!!」だった)
黄飛虎も四大金剛や天化と一緒に太公望を非難するが、これは「上に立つ人間はどんなに良くしても下から非難されるもの」と言うのを示す為だったと考えられる。後の九竜島の四聖との戦いでも太公望の器を計る為にあえて助けに入らなかったりとこの頃の黄飛虎は太公望を試す事が多い。おそらくこれは太公望を聞仲と戦える存在へと鍛える為だったと思われる。
山の中の津波に飲み込まれた皆を助ける為に武吉は激流に飛び込む。ここで彼がかつてライフガードのバイトをしていた事が判明する。以降も武吉は意外な経歴と共に新たな能力を見せるようになる。
「九竜島の四聖② -四聖の過去-」に続く。