哪吒は死んだ肉体に霊珠を埋め込んだのだが、馬元の場合はどうなっているのだろう? 生きたまま改造されて今は心臓の代わりに霊珠で生命活動を行っているのか、それとも一度死んだ後に霊珠を埋め込まれて生き返ったのだろうか……?
今回の話は太乙真人&哪吒と呂岳&馬元が対になっているが、どちらかと言うと雲中子&雷震子の方が呂岳&馬元と同じ構図になると思う。(父親思いの子供を改造して強くする、改造した者の倫理観がおかしい等々)
今回は太乙真人と呂岳が対比されていて、ヒューマニズムのある太乙真人と無慈悲な呂岳と言う倫理観の対立になっているが、もしこれが太乙真人ではなくて雲中子だった場合、彼の倫理観は呂岳に似ているので倫理観の対立にはならず技術面の対立になっていた気がする。呂岳に対して雲中子が「自分だったらもっと完璧な改造人間が作れる」と言うような感じ。(イメージ的には福山雅治さん主演の『ガリレオ』の「壊死る」。軍事兵器を作った科学者に対して主人公が「自分ならもっと完璧な兵器を作る」と倫理観ではなくて技術面で犯罪者を叩きのめした話)
「趙公明攻略Ⅴ -人間の証明㊦-」に続く。