「呪いの正体の段」
『忍たま乱太郎』19期第74話
2011年7月15日放送
前回の続き。
やはり今回の話の肝は「銭があっても使わない抜天坊と銭が無くて使えないきり丸は同じ」の部分であろう。
今回のシリーズは「戦にはお金がかかる」「お金によって人間関係が変わる」と「人間にとってお金とは」と言う話になっていた。「お金」とはこの世の中で人間だけが持っている価値観で、良くも悪くも人間は「お金」に振り回され続ける事になる。これまでも、これからも、人間が存在し続ける限り、ずっと……。
前回は出席簿をへし折られて今回は投げ棍棒が命中してと今回のシリーズの土井先生は散々であった。
呪いについて話を展開していながら、抜天坊の家業が傾いたのは呪いではなくトフンタケ忍者にお金を横領されていたからとするのが現実的な世界観を持つ『忍たま』らしい。
それにしても奉公人も用心棒も客も全て横領の犯人だったとは冷静に考えるとかなり怖いなぁ……。
密書でポン編からの謎は殆ど解けたが、トフンタケ忍者の切羽拓郎は今回も捕まえられなかった。これらの話はもう少し後になって続きが描かれる事となる。
「煮物を奪えの段」に進む。