「情け厳禁の段」
『忍たま乱太郎』20期第58話
2012年6月21日放送
今回の仙蔵の実習は代官の裏切りを突きとめ阻止する事。
六年生とは言え忍たまに課されるレベルとは思えない実習内容だ。
完璧な変装をしていながらしんべヱと喜三太にあっと言う間にバレてしまう仙蔵。ここはギャグなのだが「仙蔵ほどの変装の腕前でも知り合い相手にはすぐにバレてしまう」と言うのは結構大きな問題な気がする。仙蔵以上に変装の名人である三郎も今では乱太郎達に簡単に雷蔵との区別が付けられるようになっているし。
忍術学園では他の忍たまとの絆が作られていき、それは人生にとって大きな財産となるのだろうが、忍者と言う仕事をしていくには不安要素にもなり得ると言うのを感じた話であった。
基本的に厳禁シリーズはしんべヱと喜三太が「自分達が仙蔵を助けなくちゃいけない」と考えてるのだが、実力が全然追いついていないので逆に仙蔵に迷惑を掛けてしまうと言う展開になっている。そして仙蔵の方は「この状況を打開出来るのは自分だけ。だから、自分が全てをしなければいけない」と考えていて、結果、しんべヱと喜三太が何かする事を想定できず失敗してしまう。
これが土井先生や山田先生ならしんべヱと喜三太にも仕事をいくつか割り振る事で二人の行動をある程度制御しているのだけれど、教師ではない仙蔵にはまだそこまでは出来ない感じ。
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