翔龍shoryuの忍たま日記

『忍たま乱太郎』について色々と書いていくブログです。『ドラゴンボール』や藤崎竜さんの『封神演義』のレビューも書いています。

「孫悟空の逆襲」 『DRAGON BALL』其之九十

孫悟空の逆襲」
DRAGON BALL』其之九十

 

注文通りの仕立てで満足したのに代金を払うつもりは無かった桃白白。ここに世界一の殺し屋として恐れるものが無い彼の傲慢さが見える。

 

自分は殺し屋なので金の代わりに誰かを殺してやると提案する桃白白。
これは最初から店長が断って「なら、おまえが死ぬか?」で殺すつもりだったと思われる。
とは言え、桃白白の殺し代は一億ゼニーと言うブラック補佐でも驚く金額なので、それを代金とすると言うのは破格と言えば破格。まぁ、一般人が誰かを殺させる判断なんて出来ないので貰っても迷惑なだけではあるが。

 

これまで桃白白の恐ろしさを存分に描いていたので、ウパの危機を助けてからの悟空の逆転劇は盛り上がった。
今回の桃白白戦は「強敵が現れて悟空が敗れる」「悟空の味方が殺される」「悟空が修行で強くなって形勢逆転する」「死んだ仲間をドラゴンボールで生き返らせる」となっていて、これから先の原作は天下一武道会編を除いて殆ど全てがこのパターンになっているので、今回はバトル作品に路線変更した『DRAGON BALL』の基本の形が出来上がったシリーズと言える。

 

桃白白は武術の神と言われたカリン仙人の存在を知っていた。
桃白白はカリン様の修行を受けずに亀仙人に近い強さを誇っているので、もし彼がカリン様の修行を受けていたらどうなっていたのかはちょっと気になる。(アニメを見たら分かるがカリン様は悪人の桃白白に修行は付けないのだが)

 

亀仙人が超聖水を手に入れるまでにかかった年月が「3年」で、悟空が超聖水を手に入れたのが「3日」で、桃白白が「3秒」で悟空の息の根を止めると宣言するなど妙に「3」を使った時間が出てくる。

 

聖地の大決戦!!」に続く。