「カリン塔」
『DRAGON BALL』其之八十七
父親と悟空を殺されたウパは桃白白に向けて石を投げる。
こういうキャラは臆病である事が多いがウパは見かけと違って臆病な性格はしていない。
桃白白とレッドリボン軍の契約は「一人始末するのに5千万ゼニー」「邪魔をするものは何人殺しても構わない」なのでウパを殺して5千万ゼニーを儲けても良かったのだが、桃白白にとってボラはともかく非力な子供のウパは「自分の仕事の邪魔」になるレベルではなかったと言う事なのかな。お金の亡者ではなく「世界一の殺し屋」と言う肩書きにプライドがある感じだし。
桃白白が仕立屋に描いて見せたデザイン画がちょっと可愛いw
『DRAGON BALL』は「死んだ人の思いが……」みたいな話はあまり無いので今回の話で悟飯じいちゃんのドラゴンボールが悟空を助けたと言う場面は記憶に残るものであった。
ボラの死を知った悟空はドラゴンボールを集めてボラを生き返らせる事を決める。
今回の悟空の旅の目的であった「じいちゃんのドラゴンボールを手に入れる」を達成した事でこれからどうなるのかなと思ったがボラの死で「ドラゴンボールを集めてボラを生き返らせる」「悪者のレッドリボン軍は絶対に許せない」と今後の展開が確定した。
悟空がカリン塔を登る時の高さの表現がさすがである。
「カリン塔のカリン様」に続く。