「最後の桃白白」
『DRAGON BALL』其之九十二
あえて桃白白の全力の攻撃を無防備で受けてもダメージが殆ど無かった悟空。これでこの戦いは悟空の勝利が確定となった。その為、桃白白がここから勝つには相手を騙してからの不意打ちしか残されていなかった。まぁ、それも失敗に終わるのだが。
命乞いをしてからの不意打ちは後のフリーザと同じだが、この頃の悟空はまだ「強い奴と戦うとワクワクする」けれど「悪人は容赦なく倒す」となっていたので、桃白白が嘘を吐いたと分かると爆弾を蹴り返して桃白白を倒して素直に「やったー!」と喜んでいる。これが大人になって悟飯と言う子供が生まれて、天津飯やピッコロと言った悪人から心変わりする武道家と出会うと悪人であっても命を奪う事に躊躇うようになり、自分の好意を仇で返したフリーザを倒した時の悟空はなんとも言えない切ない表情を浮かべるようになった。
桃白白は命乞いからの不意打ちもだが、死にかけた後にサイボーグとなって復活するところも後のフリーザに繋がるところがある。
それにしても地球人より生命力が強い宇宙人であるフリーザはともかく桃白白はあの状況でよく生き延びていたなぁ。
今回のリベンジマッチは悟空の圧勝!
前回の敗北が衝撃だっただけに今回の圧勝は実に気持ちが良かった。
「孫悟空突撃」に続く。